世界最軽量チューブレスタイヤとして登場したIRC フォーミュラプロ チューブレスライト。
最軽量という謳い文句から、グリップが低いのではないか、パンクしやすいのではないか、と思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで実際に使用してみたところを正直に書いていきたいと思います。
使用ホイールはDTswiss トライコン、比較対象は同じIRCのフォーミュラプロ RBCCです。
重量のカタログスペックでは、RBCCが290g、ライトが240gと50gの軽量化です。(実測し忘れたのはご愛嬌。。。)
まず組みつけ時の装着性から。
これは今までのチューブレスタイヤの中で一番組み付けが楽でした。
従来の製品はコツをつかめばそれほど苦労はしないのですが、慣れるまではかなり大変でした。
チューブレスライトはちょっと固めのクリンチャー程度で、それほど苦労することなくスルッと入ります。
パンクしたときに外せない、ハマらないと困ることはそうないと思います。
※TLタイヤがパンクした際は専用パッチを使うか、チューブをいれてクリンチャータイヤとしてお使いください。
じゃあ実際走ってどうなのよ、と言いますと、かなり良いです。
外周部が50gも軽くなっているので踏み出しは明らかに軽い。ただ軽いだけではなくて、転がり抵抗が少なく、よりしなやかになったように感じました。
グリップもRBCCと同等かそれ以上の性能があります。
しなやかになった分食いつきが良くなったような?
雨の日の峠も2-3度走りましたが、なんら問題ありませんでした。某レース用タイヤのようにぬれた路面で急激にグリップが落ちるということはありません。
軽量タイヤというのはパンクガードが抜いてあることが多いのですが、チューブレスライトにはしっかりとパンクガードが入っています。つまりヒルクライムオンリーや、レースオンリーではなく、普段使いも十分できる高性能タイヤであることがわかります。
写真を撮り忘れましたが、断面図を見るとタイヤのコンパウンドが薄いのではなく、シール層が薄いことがわかります。
なので耐久性も従来の物とほとんど変わらないそうです。
対パンク性はまだ3-400キロしか実走してませんので実際のところはなんとも言えませんが、従来の物から比べて劣るとは考えにくいでしょう。
今チューブレスタイヤの中で間違いなく自信を持っておススメできる商品です。
チューブレスホイールを持っている方は是非一度お試ししてみてください!